【公務員試験】公立小中学校事務職員になるために

合格ノウハウをご紹介!少しでもみなさんの不安を減らせますように。

【試験の仕組み】公立小中学校の事務職員になるには?

 

公立小中学校の事務職員は、地方公務員です

公務員試験に合格した立派な公務員!

正規で公立小中学校の事務職員になろうとしたら

公務員試験に合格しないといけません。

基本的に、都道府県が採用試験を行っています。

試験の内容は、自治体にもよりますが、

高校卒業程度の内容の筆記試験と

人物評価(作文・面接)なことが多いようです。

試験問題は、いわゆる県庁などの「公務員試験(高卒程度)」

と同じ難易度です。

ちなみに、本屋さんに行っても「小中学校事務職員採用試験」対策の

問題集はありません。(解説本はあるけど)

「公務員試験(高卒程度)」の問題集を購入しましょう。

 

 

募集があればパートとして働くことも可能

正規職員の身分にこだわらなければ、

パートとして働くこともできます。

しかし、常に求人があるわけではないので、

タイミングよく空きがでなければ難しいでしょう。

(空きがあればハローワーク自治体HPに求人が出る)

また、時給もそれほど高くありません。

(私の自治体では900円台)

ずっと更新してもらえる保障はありませんが、

何年かまとまった単位で雇ってもらえることもあるみたいです。

勤務年数によってはボーナスもあるみたいなので、

雇用形態にこだわりがない人は、とりあえずパート勤務を

経験してみるのもありだと思います。

ただ、いつか正規職員として働きたいと思っている場合は、

公務員試験には年齢制限がありますので、

計画的に準備をすすめたほうが良いです。

(パート勤務については、私の身の回りの情報を

もとにしてますので、実際のところは求人票等で確認してください)

 

いつ、どんな試験を受けたらいいの?

公務員試験に申し込む

都道府県のHPから申し込みます。

自治体によって

「高校卒業程度」の区分の中に「学校事務」という職種がある場合や

「小中学校事務」の区分がある場合等、様々です。

また、「学校事務A」「学校事務B」(AとBでは年齢制限が異なる)と

複数の枠で募集されることもありますので、

HPに掲載される案内を確認する必要があります。

一次試験は9~10月に行われることが多いので、

その2~3か月前には「受験案内」か掲載されるでしょう。

受験ジャーナル等の専門誌にも各都道府県の実施状況が載るので

一冊は買ってみるものアリでしょう。

↓私が実際に購入したものです。

一次試験

一次試験は9~10月に実施されることが多いです。

私の場合、受験会場は公立高校でした。

一次試験では教養試験のみでしたので、

午前中に受験し昼前には帰路につきました。

県庁の行政、専門職に応募した高校生も同じ会場でしたが、

学校事務職員の受験生は、

同じ教室にまとめられていました。 

自治体によっては、この日に作文試験が行われる場合もあります。

 

二次試験

10月~11月頃行われます。

二次試験は、2日にわたって実施されました。

まず、作文+性格検査+クレペリンがあり、

数日後に個人面接がありました。

面接は個人面接(私1:面接官3)でしたが、

集団面接や集団討論が課される自治体もあるかも?です。

このあたりの情報が手元にあまりないので、

ご自分が受験する都道府県のHPなどをご確認ください。

 

合格発表

二次試験から数週間で、最終合格者の発表があります。

最終合格すると、ただちに合格通知と

その他諸々提出書類等が送られてきます。

年内に教育委員会と面談、年明けに配属校の校長面談があります。(私の場合)

合格発表後の流れについては、別記事で追々まとめていきます。

 

人気職だけど、以外と知られていない面あり!

学校の事務職員って、割と人気の職種ですが、

どうやったらなれるのか、なんの試験を受けたらなれるのか

意外と知らない人も多いです。

事実、知り合いの高校職員に、

「小中学校の事務職員に内定した」と報告したら、

「もう決まったの?(報告したのは11月)

 年明けに求人が出て、それから応募するんじゃないの?」

と言われ、

「地方公務員だから、公務員試験を受けるんだよ。

 高卒で公務員試験を受ける学生さんたちと、同じ日程だよ」

と説明すると、「筆記試験があるの!?」たいそう驚いていました・・・。

少しでも学校事務職員の仕事に興味がある人は、はやめにリサーチを始めて、

ご自身の自治体の試験体系をつかんでおくと良いですね!

 

【おまけ】高校の事務員さんは?

高校の事務職員も、地方公務員です。

(パート採用の場合もあるけど)

ただ、都道府県職員として採用された人が、

高校に配属されることが多いようです。

ただ、「高校職員」という枠で募集がある場合と、

都道府県の職員の中から選ばれた人が配属される場合など、

様々なパターンがあるようなので、

高校で事務職員をやりたい場合は、

「小中学校事務職員採用試験とは、別!」ということを念頭に、

リサーチしてもらうことが大切かと思われます。